梅園香雪

 

梅園は無錫の西郊外の東山と滸山の南斜面にあり、市街区から7キロ離れたところにあり、太湖からは1.5キロ離れている。敷地には梅の木が植えられ、江南(長江以南のデルタ地区)の著名な観梅の景勝地の一つである。梅園のはるか彼方には太湖があり、北は竜山に接し、静かなところである。「名園の一角は横にした琴のようである」と言われている。梅の木が山を飾るように植えられ、山の地勢に沿うように梅の花が飾られ、独特の風格がある。あずまや、楼閣、塔が山の上に建てられ、層をなすように重なり合って趣がある。早春になると、山の斜面に植えられた梅の花が満開し、山は青緑色で梅の花は艶かで、美しい風景である。中秋になるとモクセイの花が香りを放ち、胸にしみとおるようである。

園は梅の花で名を知られている。梅園の梅の花には70年余りの歴史があり、いまでは30ないし40の品種からなり、有名なものとしては玉蝶梅、緑萼梅、宮粉梅、朱砂梅、墨梅、竜遊梅などがある。また形の優雅な梅の木の芸術的盆栽もある。

 梅の花は寒さに強く、雪が降っても開花し、上品で純潔で、高い品位があり、人々に好まれている。歴代の多くの文人が梅の花をテーマとして吟じ、梅の花の誇り高く、高潔な情操をうたい上げている。唐・宋の時代の白居易(日本では白楽天として知られている)、林逋、蘇軾(蘇東坂)、陸遊、範成大らの詩人が書いた梅の花を吟じた詩が後世に伝えられている。宋の時代の詩人盧梅坡が書いた「梅雪春を争って未だ降らず、詩人は筆をおいて評章を費やす。梅は須雪に遜るべし三分の白、雪は却って梅に輸す一段の香」という詩句は、境地が清新な境地を提示し、梅や雪を生き生きと描いている。

   

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